人間関係(職場)

 看護師の転職に限った事ではありませんが、人間関係は常に転職のキーワードになります。 職場の人間関係にいや気がさして転職というケースは結構あります。看護師の世界でもそれは当てはまります。 病院内の人間関係がいやという看護師は、転職を検討します。そこでいったん、気分をリフレッシュしてみたいのでしょう。
 特に看護師(医療系)の場合、限られた人との関わりが強く周囲が思っているよちも閉鎖的な人間関係にストレスを感じる方も少なくありません。 その限られた人間関係でどうしても相性の合わない相手がいると余計に苦痛に感じるのです。
 ここで考えてみてほしいのが、ストレスの原因が「個人」であるのか「職場の雰囲気」であるのかです。 個人に対して強いストレスを感じているのであれば、場合によっては我慢した方が賢明な場合もあります。 職場で働く以上、うまの合う人とだけ付き合っていくのは不可能なので我慢ができれば様子見をしてみるのも一つの考え方ですよね。 どうしても相性の合わない人があっさりと職場から離れていく可能性もあるからです。
 次に「職場の雰囲気」が合わない場合です。 これは医療現場ならではの負の人間関係が蔓延している場合もあるので転職を視野に入れる十分な理由になります。 1日の内、多くの時間を過ごす職場が肌に合わないのであればやはり苦痛ですよね…

 転職をすることで、職場の環境が変わります。まず、それまでの人間関係のしがらみから解放されます。 そして新しい人間関係を構築することができます。新しい仲間を見つけることができるかもしれません。
 仕事以外でも気の合う友人を見つけることができるかもしれません。 職場の環境が自分にあっていれば、仕事に行くのも楽しくなってきます。 職場に行くのが楽しみという感情は、仕事にもいい影響を及ぼします。 得意な事を教え合ったり、患者について有意義な意見交換ができたりするからです。
 転職する前と後で、全く同じ仕事を任されることもあるかもしれません。 むしろそのほうが、スムーズに職場に適応することができます。待遇に不満を持っている人は、似たような業務内容を希望する傾向があるようです。 同じ業務をこなしているかもしれません。しかし職場の環境がよくなったことで、仕事に対する充実感が出てきます。 このように働く場所を変えることで、今の閉塞感を打破することもできるかもしれません。 今の職場が自分にあっていないという人もいるかもしれません。その場合には、転職という選択肢も頭の中に入れて情報収集をしてみるといいかもしれません。

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